食が細くて心配、愛犬のドッグフード選び
2023.03.23更新
「ごはんを食べてくれない・・」
ドッグフードを与えている飼い主さんからこんなお声を聞くことがあります。
「うちのこ、食が細いから・・」
「ごはんに執着がなくて、ちょっとしか食べない」
「湯がいた○○しか食べないのよ」
愛犬自身に原因がある場合は、疾患なども考えられるので、気になるところがあれば、まずは獣医の健康診断を受けてみるといいでしょう。しかし、身体的な問題が原因でないことも多くあります。その場合、まずは日頃の食生活やお使いのドッグフードを見直してみることで一気に悩みが解決するかもしれません。
少食に悩む飼い主さまはたくさんいます
犬がごはんを食べなくなる理由はさまざまです。
- ドッグフードは食べないのにおやつは食べる
- フードに好き嫌いがあり食べない
愛犬の食の細さに悩む飼い主さんは多くいらっしゃいます。
せっかく用意した食事も、十分に食べてくれないと心配です。
身体の成長や健康維持を考えると「このままで大丈夫かな」「どこか体を壊さないか」なんて不安になってしまいます。
愛犬も人と同様に健康で快適な生活をするには、しっかりとした内容の食事を摂ることが大切です。
ドッグフードは一つの製品でその時の成長に合った必要な栄養素が摂取できるので、とっても便利な食事です。
同じフードを与え続けたほうがいい?
決まった種類のドッグフードを与え続けている飼い主さんも多くいらっしゃいます。
子犬の時期に同じフードを継続すると、そのフード=食事という認識が生まれ、成長期の食べ飽きが起こりづらいといった利点があります。
しかし、成長やその時の様子に応じて、ドッグフードを変えることは悪いことではありません。
食物アレルギーの一因として、特定の原材料を摂取し続けることが引き金になるとも言われていますし、色々なフードを食べることができるということは愛犬の食事の楽しみに繋がります。
※食欲減退が疾患のサインである場合がありますので、少しでも異変に感じたら動物病院の受診をお勧めします。
食生活を見直しましょう
犬も人も個体差があります。いつ、何を、どのくらい食べさせているかを思い出してみてください。不規則な食事が、ドッグフードを食べない原因になっている場合があります。
おやつはどのように与えていますか?
おやつの与え方にルールや基準を決めていないという方は多いのではないでしょうか。
食事前といったタイミングに与えていたり、無意識にたくさん与えてしまうことで、お腹が空かず、結果的に食事の時間にドッグフードを十分に食べないことがあります。子どもでも、ごはんをきちんと食べずに好き勝手おやつばかり食べていたら、親に叱られますよね。
必要な栄養をきちんと、バランスよくとらないと成長や健康によくないですし、肥満や生活習慣病といった人間と同じリスクがでてきます。ルールは、お世話をする人やその家族みんなで決めて守ることが大切です。
ドッグフードは適正な量を与えていますか?
1日にどれぐらいの量のドッグフードを愛犬に与えていますか?
「今与えているドッグフードは、うちのこの場合、1日○○gで、毎日計って与えている!」と言える飼い主さまは理想的です。
給与量は、体重に応じて、製品パッケージにその目安が明記されています。愛犬へ与える際には、その目安を参考にその時の状態(体型、運動量など)に合わせて量を調整しましょう。
正確に計量することも大切なポイントです。自宅にある計りでもいいですし、スプーンですくってそのまま計量できる便利な製品もあります。
少食だからこそ!定期的に犬の体重を量ろう
体重は、同じ小型犬・犬種であっても、体格によって体重1~3kgと差がありますし変動もしますので、体調管理を兼ねて定期的に量るといいでしょう。愛犬と一緒に体重計にのり、自分の体重を差し引くと簡単に愛犬の体重を知ることができます。
食が進むごはんのポイントは「お肉」
おやつやドッグフードの量は問題なし。それでも愛犬の食が細いのは改善されない…。
身体の不調や食生活にも問題がない場合は、ドッグフードを変えてみるという事も一つの工夫です。少食のワンちゃんでもよく食べるお気に入りのドッグフードを探してみましょう。
'肉食動物'の犬が好む食事とは?
ドッグフードは、タンパク源や脂肪源、ミネラルやビタミン源として様々な原材料が使用されています。なかでも、お肉をふんだんに使ったドッグフードは、食材そのものの味と匂いで食欲が増し、愛犬も喜んで食べてくれるでしょう。
また、犬は人間と共に暮らすようになり、少しずつ雑食の生活に対応できるようになりましたが、小型犬のチワワやトイプードル、大型のゴールデンレトリバーであっても身体の構造は、祖先である肉食動物の特徴を持っています。(※下記の「肉食動物に由来する犬の3つの体の構造」参照)
つまり、犬は消化吸収を考えると植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の摂取が得意です。身体を造る大切な栄養であるタンパク源は、動物性のたんぱく質であるお肉から摂取することが理想です。
肉食動物に由来する犬の3つの体の構造
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- 歯と顎
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- 歯が鋭く、すりつぶす歯が少ない。顎の筋肉が発達している。
- 歯は肉と骨を咬む、剥ぎ取る、引き裂く、噛み砕くためにデザインされている。
- 顎はタテに大きく開き、一口で飲みこめる動きに適しており、咀嚼はできない。
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- 消化酵素
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- 唾液に炭水化物の消化酵素であるアミラーゼが少ない。
- デンプンの消化酵素であるアミラーゼは、肉食動物の唾液にはほとんど含まれない。
- 犬の唾液にもアミラーゼがほとんど含まれておらず、肉食動物の特長を示している。
- 腸
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- 腸の長さや消化にかかる時間の短さが肉食動物に近い。
- 例えば草食動物の牛の腸はとても長く、成牛では60メートル近くある。それに比べ、犬の腸は約3.5m、猫はさらに短く、約2mである。
- 肉食動物の消化管の長さである犬は、草食動物より消化管が短く、盲腸も小さいため、肉素材と比べて植物素材の方が消化吸収しにくい。
あなたの愛犬が気に入る「お肉」は?
一般的にドッグフードでよく使用される鶏肉(チキン)以外にも、七面鳥(ターキー)、牛肉(ビーフ)、羊肉(ラム)、鹿肉(ベニソン)、カンガルーやフィッシュなど、主原料に使用されるお肉にはたくさんのバリエーションがあります。
珍しいお肉は不安という方も、プレミアムフードといわれるドッグフードなら、品質や安全性にこだわったお肉を使用しているので安心です。また、種類によって鉄分やビタミンが豊富であったり、低脂肪だったりと様々なメリットがあります。ぜひ愛犬お気に入りのお肉を探してみてください。
お肉たっぷりのドッグフードの見分け方は「プレミアムフードのすすめ」で紹介していますので、こちらもご覧ください。
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