シニアっていつから?シニア期のフード選びのポイント
シニア期( 老齢期 )の犬も食事量に変化?
犬のシニア期とされる年齢は、一般的には7歳頃からといわれています。
シニア期には、犬も私たちと同じように、白髪といった外見的な変化や筋肉の衰えが表れ、身体の内側、消化器官の機能が衰え始めます。そのような身体的な変化から“代謝が低下して1日の必要なカロリー摂取量が少なくなる” "1回の食事で食べる量が少なくなる”といった変化も自然と現れてきます。
当たり前のこととはいえ、日頃から愛犬が元気な様子だと、シニア犬や老犬という言葉のイメージとは違うように思え、7歳でシニア期といわれても実感しづらい方も多いのではないでしょうか。
あなたの愛犬は人間の年齢では○○歳?
愛犬の年齢は、日頃から活発で元気だと感じているうちはあまり意識することがないかもしれません。しかし、生活の中で食欲の低下や体力の減退を感じると、少なからず愛犬の年齢や老いについて考える時があるのではないでしょうか。
犬と人の寿命は異なり、加齢のスピードも生物的に違いがあるため、犬の年齢から愛犬のライフサイクルをイメージすることは難しいことです。そのような時には犬の年齢を人間の年齢に重ねることで、感覚的に実感し、しつけや栄養管理などに活かすことができます。
人間の年齢に換算したことがある方もない方も、改めて現在の愛犬の年齢で計算をしてみてください
。“イメージしていた年齢と違った” “若いと思っていたら人間でいうと中年にあたる年齢だった”なんてことがあるかもしれません。
- 人間の年齢への換算方法
- これまで様々な方法で犬の年齢を人の年齢に換算してきました。一般的には、この様に計算されています。
- 【 小~中型犬 】 24+(犬の年齢ー2年)×4
- 【 大型犬 】 12+(犬の年齢ー1年)×7
最新の研究では新たな計算方法が明らかに!
最新の研究では新たな計算方法が明らかになっています。大型犬だけの適応となりますが、最新の計算方法は以下の通りです。
【 大型犬 】 16ln(犬の年齢)+31 ln は自然対数
この計算式は、米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームが遺伝子ゲノムDNAのメチル化に着目しており、2019年11月4日に「犬の実年齢の自然対数を16倍して31を加えた数値が、ヒトの年齢に換算した犬の年齢である」研究論文を公開しています。早見表は以下の図の通りです。
<原文>https://www.biorxiv.org/content/10.1101/829192v1.full
大型犬ラブラドールレトリバーのデータを元にしている、“自然対数”とはなんとも数学的な難しいワードですが、この方法により、これまで以上に、正確な犬の人間換算年齢を理解することが可能となりそうです。飼育頭数が多いのは小型犬や中型犬の犬種ですので、大型犬以外にも小型犬や中型犬に適応できる研究も待たれます。
シニア期の食事を考えよう
犬もシニア期になると、様々な衰えから運動も少なくなったり、代謝も低くなったりと、生活に変化が出てきますので、成犬期の食事で量もそのままというわけにはいきません。加齢を考慮し、その犬に適した食事を考えて変えていくことが必要です。
①消化の良い原材料
犬は、雑食ですが肉食獣と同じ身体的な特徴をもっています。胃は胃酸が多く、腸は短いので、短時間で消化できる“お肉”の消化が得意です。
一方で、腸の中をゆっくりと通って消化に時間がかかる“野菜”や“炭水化物”の消化は苦手といえます。更に、シニア期には消化吸収の機能自体が低下しますので、食事による身体への負担が少なく栄養素を十分に吸収できる消化の良い原材料のごはんを意識しましょう。
体作りに重要なたんぱく質は、十分に摂れていないと筋肉が落ち、骨を支えることができなくなることもあります。消化が良く良質なたんぱく質である“お肉メイン”のフードがおススメです。
②不足しがちな栄養素
シニア期には病気とまではいかない様なマイナートラブルがつきものです。市販のドッグフードはライフステージ毎に必要な栄養バランスが考えられたレシピになっていますが、愛犬の健康状態や体質によっては、積極的に摂取した方がよい栄養素や成分もあります。
サプリを追加したり、機能性のある原材料に着目してフードを選んだりすることで、不足しがちな栄養素を補え、トラブルの防止にひと役かってくれます。
- 例)
- カルシウムは骨密度の強化
- ブルーベリーのアントシアニンは目の健康
- グルコサミンは関節のトラブルに などなど
③陥りやすい肥満
シニア期は肥満傾向になりやすいとされており、栄養バランスの偏りや必要以上の食事量が肥満につながります。
例えば、加齢からくる食欲不振に対して、ごはんを食べないからとおやつばかり与えたり、味の濃い人間の食べものを与えたりすると「ごはんを食べなければ別のいいものがでてくる」と犬が誤って学習をしてしまい、普段のごはんを食べなくなるという状態に陥ることがあります。
また、シニア期には必要となる1日のカロリー摂取量が少なくなる一方で、若い頃と同じように食欲が変わらない犬もいることは少なくありません。飼い主側の食事管理で解決することが多いので、体重のチェックや与え方の見直しを定期的に行いましょう。
④食べやすさ
加齢に伴って、犬の顎のかむ力や飲み込む力が落ちてきますので、食べやすさに配慮することが必要です。
カリカリのドライフードにぬるま湯や脂肪の少ない肉のゆで汁などを加え、少しやわらかくしてから与えると飲み込みやすいですし、フードボウルを台の上において高さを調整するのも食べやすくなりいいでしょう。
シニア犬になると、食欲があっても食べづらいとごはんが進まなくなることがあります。ちなみに、フードボウルの高さ調整は、愛犬が前かがみになるのがつらそうだなと感じたときに検討してみてください。フードボウルだけでなく、十分な水分補給ができるように水も一緒にセットで高い位置に置くといいでしょう。
シニア期に注目したい食材
- 色々なお肉
- 身体作りに重要なたんぱく質。たんぱく源のメインがお肉のフードは消化にも良いです。
-
鶏肉(ささみ/胸肉) 高タンパク質、低脂肪。また、ビタミンKやビタミンB6なども豊富。 鹿肉(シビエ肉) 高タンパク質、低脂肪。また、鉄分・亜鉛・ビタミンB郡・カリウムをバランスよく含む。 ラム肉 高たんぱく質、低脂肪。また、Lーカルニチンやビタミン、ミネラルも豊富。 魚肉 高タンパク質、低脂肪。また、カルシウム、DHAやEPAなどが豊富。
その他のおすすめ食材
カボチャ、ブロッコリー、にんじん、りんご、バナナ、イチゴ、小豆など。
人と同様に老齢化により、皮膚は水分や油分が保てなくなり、弾力を失ってくので「ビタミンE」や「βカロテン」など抗酸化作用のある成分を含む食品や「DHA・EPA」などオメガ3脂肪酸がよいとされています。
シニア向けプレミアムドッグフード
シニア期を迎えたワンちゃんのフード選びに、プレミアムドッグフードがおすすめ。シニア向けの総合栄養食なら栄養バランスもしっかり考えられているので与えやすい。
ハイプロテインレシピ リガロ(7歳以上用)
良質なお肉たっぷりの高たんぱく(ハイプロテイン)で美味しさ抜群!愛犬にとって理想的な食事を追求したフードです。食後血糖値の上昇度がゆるやかな低GI食品の一つで栄養価の高いひよこ豆も含まれています。 
ソルビダ グレインフリー
オーガニック素材満載で栄養価も高く、お腹にやさしい消化のよい素材を厳選したごはんです。 
スーパーゴールド おなかラボ シニア犬用
毎日の食事で乳酸菌が摂れるフードです。平粒タイプはお湯でふやけやすいのでシニア犬にもぴったり。腸内環境をサポートするシニア向けドッグフードです。 
ロータス ウエットフード
咀嚼力が低下してくるシニア犬にも食べやすいウエットフード。ヒューマングレード素材を使用した総合栄養食なので高い栄養価でありながら、やわらかな食感で水分も一緒に摂取できます。 
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ロータス チキンアスパラガスシチュー 150g¥1,045
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ロータス ターキーシチュー 150g¥1,045
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ロータス ビーフアスパラガスシチュー 150g¥1,045
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ロータス ポークシチュー 150g¥1,045
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ロータス ドッグJJビーフチャンク150g¥1,265
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ロータス ドッグJJポークショルダー150g¥1,265
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ロータス ビーフトライプローフ 150g¥825
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ロータス ドッグチキン&アスパラガスシチュー355g¥1,760
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ロータス ドッグターキーシチュー355g¥1,760
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ロータス ドッグビーフ&アスパラガスシチュー355g¥1,760
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ロータス ドッグベニソンシチュー355g¥1,980
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ロータス ドッグJJビーフチャンク355g¥1,980
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ロータス ドッグポークシチュー355g¥1,760
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ロータス JJポークショルダー 355g¥1,980
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ロータス ドッグチキンローフ355g¥1,430
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ロータス ダックローフ 355g¥1,430
キアオラ
犬の食習慣(肉食獣)に合わせ、犬の健康に必要な原材料のみを配合しています。穀物類を使用せず、ニュージーランド産の自然放牧の良質なお肉「単一肉原料+サーモン」に絞って、食物アレルギーに配慮しています。 
ワフ(WOOF)
新鮮な生食材と注目のスーパーフードを調理し、そのままの栄養をまるごとフリーズドライフードにしました。水またはぬるま湯で戻して与えるタイプなのでシニア犬も食べやすいです。 
イティ
エアドライ製法のイティはニュージーランドの風味と栄養価をエアドライ製法で余すことなく閉じ込めた、最高級レベルの品質と安全性を持つ穀物不使用のペットフードです。