水を飲まない猫に水分補給をさせる6つの工夫とは?【PoshPet コラム】

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水を飲まない猫に~水分補給をさせる6つの工夫とは?~

コラム:水を飲まない猫に 水分補給をさせる6つの工夫とは コラム:水を飲まない猫に 水分補給をさせる6つの工夫とは

猫が水を飲まないのは祖先の影響?

猫はあまり水を飲まない動物と言われています。その理由は、猫の祖先が生活していた環境です。猫の祖先は、水場が乏しく砂漠が多い乾燥地帯に住んでいたとされ、たくさん飲水しなくても生きていけるように体も生活様式も進化したと考えられています。

猫が私達と暮らすようになった今でもあまり水を飲まないのはそのためです。猫も人間も体の大半は“水“ですから、十分に水分を摂ることは健康維持のために大切なことです。

しかし、猫の祖先から由来する習性によって十分な飲水がされないことも多いため、たくさんの飼い主さまが飲水不足を心配したり、最終的に健康上のトラブルに見舞われたりしてしまう猫も多くいます。

猫の健康には欠かせない水の働き

水は体の70~80%を占め、様々な働きをしています。例えば、血液は水が多くの割合を占め、身体に必要な栄養分を溶かして体中に運んだり、逆に体から出る老廃物を運びだしたりします。

その他にも、水は比熱が大きいため体温調節にも一役買っています。気温や室温が低下すると、体内の水分が体温を低下しにくくしてくれたり、逆に体温が高くなると汗として分泌され、その気化熱で効率的に体温を下げてくれたりします。

これらは水が担う働きのごく一部ですが、水が体内で大切な役割を担っていることが分かります。

愛猫に必要な水分量を知っておこう

飼い主さまは身体の健康維持に大切な水を愛猫に飲んでもらえるよう配慮が必要です。
では、愛猫にはどれくらいの水分量が必要なのでしょうか?

猫が1日に必要な水分量は? 猫が1日に必要な水分量は?

猫の運動量や生活環境など様々な要因で必要な水分量は左右されますが、一般的なガイドラインでは「1日のエネルギー要求量(Kcal/日)」とほぼ等しいとされています。

一日のエネルギー要求量 ≒ 一日に必要な水分量
一日のエネルギー要求量 = 1.2×70×(体重)0.75乗

※(体重)0.75乗の計算が難しい方は、√計算のできる電卓を使用するか自動計算サイトの利用もおすすめです。

※参考:「ペット栄養学会誌」猫における水分摂取の重要性(徳本一義/マークモーリス研究所)

この計算式で例えば体重4.5kgの猫なら、1日当たりのエネルギー要求量が約260kcal、一日の必要水分量は約260mlです。
ただし水分は食事にも含まれていますから、飲水する必要がある水の量は食事に含まれる水分を差し引いた量となります。

猫の食事に含まれる水分量を気にしていますか?

食事に含まれる水分量はドライフードとウェットフードで違いがあります。
一般的にドライフードの水分は10%以下ウェットフード70%程度の水分を含んでいます。

ドライフードの水分量10%以下、ウェットフードの水分量70%程度

あなたの愛猫が毎日ウェットフードを食べている場合は、食事から多くの水分を得られるため、ドライフードを食べている猫より飲水量が少なく済みます。
ただし、何らかの理由により食欲不振に陥った場合には、水分の摂取量も大幅に低下することになるので注意が必要です。

猫の飲水量の増やし方

猫は肉食の動物です。狩りをしていた時代には、捕らえた獲物から水分をとるのであまり多くの飲水を必要としませんでした。

水を飲もうとする猫 水を飲もうとする猫

しかし、現代の室内飼いの猫はそういった狩りの機会はほとんどありませんし、ドライフードを毎日食べている猫も多くいます。
多くの家庭では愛猫に水を与える方法として、ごはんの隣に水の入ったボウルが用意されています。

これは飲水の機会を確保するひとつの方法ではありますが、狩りをした獲物から水分をとる猫は食事の後にすぐ水を補給しないことも多いため、十分とはいえません。飲水方法は複数ある方がよく、様々な方法を試して愛猫の飲水の嗜好を探ってみることをおすすめします。このような方法を参考にしてみてください。

愛猫の飲水嗜好を知るには

  • 複数の水飲み場を用意する
  • 常に新鮮な水を用意する
  • 市販の給水機を利用してみる(流れる水に興味を示す猫もいる)
  • 味付けをしていない鶏ガラのスープやマグロ缶の汁などを少し水に加えてみる
  • 冷たい水ではなく、ぬるめの水を与えてみる
  • ウェットフードを利用する(ドライフードを好む猫はふやかしたフードを食べないことが多い)

高齢猫の水分摂取には特に配慮しよう

猫は高齢化により口渇が鈍感になり、飲水量がさらに低下することがあります。加えて高齢期の猫では腎機能低下が多くみられ尿濃縮機能障害による水分喪失量が増加します。

水を飲んでいる猫たち

慢性化した脱水状態は、代謝障害や潜在性の疾患を悪化させ、さらに体温調整を減少させます。

飲水量が少ない場合には、前述の方法など工夫が必要です。また、老猫は嗅覚及び味覚が衰退することがあるため、ウェットフード与える場合には、体温程度に温めて与えることも良いといわれています。

これまでウェットフードを与えたことがない猫に、飲水対策としてウェットフードを与えはじめる場合には、フードの切り替えにともなう胃腸障害に考慮して、7日程度かけて徐々に新しいフードへ移行していくことをおすすめします。

猫の水分補給におすすめの商品

ポッシュペットでは猫ちゃんの飲水対策として、ウェットタイプのプレミアムキャットフードやミルク、お水のサプリなど様々なアイテムを取り揃えています。

ティキキャット ルアウ

素材本来の食感やおいしさを大切にし、うまみ成分が凝縮されたスープから水分もたっぷり摂取できます。

 

ティキキャット アフターダーク

猫の本来の食事に近づけるため、鶏肉のレバー、砂肝、心臓等をプラスしています。嗜好性も抜群でスープからしっかり水分を補給できます。

 

ビーミーニー(BEE MEE NEE)

おうちの水道水が手軽に健康なお水に!時間が経つと菌が繁殖してしまうお水。Bee Mee Neeは菌の繁殖を抑制するのでいつも新鮮で安全なお水を与えることができます。

 

お水のサプリPETWATERパントワンW

1日たったの1メモリ(体重4kgの場合)で健康生活!お水として与えるだけで、愛猫が持っている免疫力を保ちます。ノンカロリーでご飯に混ぜたり温めてもOK。パントエア菌由来のLPSが配合されており、自然免疫の力を活性・維持させるためのお水です。

 

猫用ミルク・ヤギミルク

猫の母乳に近づけた成分の幼猫用ミルクや、成猫・シニア猫の健康をサポートするキャットミルク、パウダータイプのヤギミルクなどがあります。

 

バリアサプリ

水分補給をしながら健康サポート!子猫やシニアが不足しがちな栄養分を補てんするために開発された粉ミルクタイプのサプリメントです。水やぬるま湯に溶かして与えます。成猫の健康維持にもおすすめです。