長引く残暑、愛犬の疲労にご注意を【PoshPet コラム】

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長引く残暑、愛犬の疲労にご注意を

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犬も人もバテ気味になる9月

“残暑“は、暦の上で秋の始まりである“立秋”を迎える8月7~8日頃以降を指しますが、暑さが残る時期という意味で、はっきりとした終わりの日付はありません。
一般的には8月いっぱい、暑さが長引く年には、9月に入っても“残暑”といわれることがあります。
気象庁の統計によると全国の真夏日(最高気温30℃以上)、猛暑日(最高気温35℃以上)の年間日数は増加傾向といわれており、今年も例外ではなく、日中が暑い日は9月にはいっても多くみられます。
長引く残暑は、知らず知らずのうちに、私たちにも愛犬にも疲労を蓄積させますので、真夏のイメージが強い夏バテにもまだまだ注意が必要です。

愛犬の夏バテは危険なサインかも

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「夏バテ」は医学的用語ではなく、夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状を総じて夏バテと呼ばれています。
人の場合「食欲がない」「体がだるい」「お腹の調子が悪い」など、誰しもが経験ありますね。
犬の場合は「いつもより元気がない」「急にご飯を食べなくなった」「便がゆるい」といったような体調の変化があると夏バテが疑われます。
愛犬の様子からその様な夏バテが疑われる体調の変化を感じたら、先ずはかかりつけの獣医師さんに相談してみてください。

人間と同じ感覚で、愛犬の夏バテを考えがちですが、そのまま放置してしまうと体内の水分が不足して熱中症になったり、栄養が不足し免疫力が低下したり、自律神経の乱れなどから様々な不調を引き起こす恐れがあります。
特に犬の場合は、体調が悪くなっても飼い主さんに訴えることができません。飼い主さんが気づかないうちに体調が重篤化する恐れもあるため注意が必要です。

犬の体温調整の仕組み~体温を下げる~

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犬も人も恒温動物であり、気温の変化に対し体温を一定に保つように調節する仕組みを持っています。

しかし、私たちと違い、犬の体は被毛に覆われており、犬がダラダラと汗をかいているシーンを見ることがありません。汗には、水分が蒸発する時の気化熱を利用し体の表面から熱を奪う性質があり、熱くなった体を冷ます役割がありますが、犬には汗をだす汗腺が肉球などの限られた部位にしかなく、汗で体温調整ができません。

その一方で、犬は暑いときに犬特有の行動をすることで体温を下げています。逆にいうと、愛犬がこのような行動をしているときは暑さを感じている時ですので、目安として覚えておくといいでしょう。

パンティング

犬は体温が上がり熱くなると、口を開けて舌を出し「ハァハァ」と呼吸する行動を取ります。これをパンティングといい、唾液の蒸発で体温を下げるように調節をすることが出来ます。

避暑

愛犬が冷たい床にお腹がペタッとくっつくように伏せているのを見たことがある人もいるでしょう。これは、比較的毛の薄いお腹周辺の皮膚を冷たいものにくっつけることで、体にたまった熱を逃がしています。
夏のシーズンには冷たいマットなどのひんやりグッズがペットショップなどで販売されています。個体で好みの差はあれ、避暑好きなワンちゃんにはぴったりの製品といえそうです。

水浴び

ただ単に水遊び好きのワンちゃんもいますが、犬は体温調節の為に水を張ったプールに自ら入りたがる行動をとることがあります。お家の中で飼っている場合は、なかなか見ることがない行動です。

愛犬の暑さ対策に飼い主さんができる4つのこと

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犬は熱の発散方法が限られている中、通常の体温調節の機能自体もとても大きなエネルギーを必要とします。どんな子でも体力が消耗していて、体温調整が追い付かなければ、夏バテや熱中症などになる恐れがあります。そうなる前に、飼い主である私たちが対策をしなければなりません。

1.エアコンで室温を調整する

一般的なエアコンの設定温度は26~28℃です。多くの犬にとって適温は20℃前後といわれていますが、エアコンの特性なのか設定以上に冷えすぎることもあるので、いつもの設定で愛犬がパンディングしていないか、避暑行動がないか見ながら愛犬に合った設定温度を探してみてください。
お留守番をさせるとき時には、エアコンは忘れずにつけ、換気扇があれば換気を、ケージステイの場合には直射日光が当たらない様に配置を変えるなど、事前に確認をした方がいいでしょう。

2.涼しい時間帯にお散歩に行く

犬は人間に比べ、地面に近いところを四つ足で歩くので、地面からの熱を受ける面積も大きく、熱は犬の体に大きな影響を与えます。
夏のアスファルトからの照り返しによる放射熱は、50度近くになりますので、日中のお散歩は避け、日が沈んでアスファルトが熱くない時間帯にお散歩しましょう。
夜のお散歩でもライトや反射素材を身に着ければ安全に楽しめます。適度な運動は愛犬の体力の低下も防ぐことが出来ます。

3.新鮮な水をいつでも飲めるようにする

犬は舌を出し、ハァハァと呼吸するパンディング行動は唾液がたくさんでるので、体から水分がどんどん出ていってしまいます。
新鮮な水を十分に飲めるようにしておいてあげましょう。ただし、冷たい水や氷などは、与え過ぎるとお腹を冷やし、消化機能の低下や食欲不振につながりますので気を付けましょう。

4.栄養バランスのいい食事を心がけ “おやつ多め” を避ける

暑さから愛犬の食欲が落ちることがありますが、ごはんを食べないからといって、食べやすいおやつをメインに与えることは避けましょう。
おやつの与えすぎは栄養バランスの偏り、肥満につながる恐れがあり、暑さに打ち勝つ体力を損なうことが考えられます。
おやつは適量を守って与え、ごはんは愛犬の食欲を増す工夫をするといいでしょう。

⇒おすすめコラム:「愛犬の食欲スイッチを押すフード!」

コラムはこちら

バランスの良い食事で暑さに負けない体作り

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体に必要なエネルギーやビタミンが不足すると、疲労が増し、体力も低下してしまいます。
夏のように暑い時期は、身体作りとして普段のフードや食生活、効率的な栄養吸収ができているかなどを見直す良い機会です。

消化の良い食事を心がける

肉食動物の特徴をもつ犬は、植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の消化吸収が得意です。消化の観点からタンパク源は消化の良いお肉がメインのフードが理想です。
また、1回に与える量が少なくなる様に、1日分を回数多く、分けて与えても胃腸の負担が軽減できます。

十分な水分補給と工夫

“暑いから水分をこまめにとりなさい!”といっても、ワンちゃんには通じません。高齢期の犬に至っては、のどの渇きに鈍くなっていて、自ら飲もうとしてくれません。
新鮮なお水を常に用意することも一つですが、食事と一緒に水分補給をさせる工夫をするといいでしょう。

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✔ 普段食べているドライフードに水やお湯をかけ、ふやかす
ふやかすと水分が摂れるだけでなく、フードの匂いも立ちやすくなり、犬の食欲を刺激します。
「オネストキッチン」「WOOF(ワフ)」などぬるま湯を注いで完成するドッグフードもあります。こういったフードは高い嗜好性と水分補給の両方が期待できます。
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✔ おやつに夏が旬の野菜や果物を与える
野菜(きゅうり、トマトなど)や果物(スイカ、桃の果肉など)は身体の熱を冷やしてくれます。豊富に含まれる水分は水分補給にも役立ちます。
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✔ 水分の多いウェットフードをトッピング
ウェットフードは、新鮮な生肉の水分をそのまま缶詰にしています。肉汁は水分補給になりますし、匂いと味が愛犬の食欲をそそります。
✔ 普段食べているドライフードに水やお湯をかけ、ふやかす
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ふやかすと水分が摂れるだけでなく、フードの匂いも立ちやすくなり、犬の食欲を刺激します。
「オネストキッチン」「WOOF(ワフ)」などぬるま湯を注いで完成するドッグフードもあります。こういったフードは高い嗜好性と水分補給の両方が期待できます。
✔ おやつに夏が旬の野菜や果物を与える
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野菜(きゅうり、トマトなど)や果物(スイカ、桃の果肉など)は身体の熱を冷やしてくれます。豊富に含まれる水分は水分補給にも役立ちます。
✔ 水分の多いウェットフードをトッピング
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ウェットフードは、新鮮な生肉の水分をそのまま缶詰にしています。肉汁は水分補給になりますし、匂いと味が愛犬の食欲をそそります。

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