犬のためのお水選びと飲ませ方【PoshPet コラム】

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犬のためのお水選びと飲ませ方

犬のためのお水選びと飲ませ方 犬のためのお水選びと飲ませ方

“水分補給”どれくらい意識していますか?

人も犬も、毎日当たり前の様に水分を摂っています。近頃の健康志向で、私たちは水その物や飲む量に至るまで、自然に関心をもち水分補給をしています。一方で、愛犬に対しては、お部屋に水は用意しているけれど、何か意識して与えているわけではないという方も多くいます。
実は、犬に適したお水選びや水分補給の方法は、ちょっとしたことに気をつけるだけです。ポイントを押さえれば、簡単に取り入れられ、愛犬の健康につなげることができます。

お水選び:犬の健康に適した「水」とは?

水のイメージ画像
①新鮮なお水
新鮮な水をいつでも飲める状態にしておくことが必要です。一度口を付けた水には、唾液や食事のカス、平置きしている水であれば塵やほこりもはいってしまいます。水入れは放置せず、可能な限り定期的に入れ替えと洗浄をするようにしましょう
②常温のお水
腸が最も正常に機能する腸の温度は、人間だと37℃前後、犬だと1~3℃高く40℃前後といわれています。腸の負担を考えれば、水も暖かい方がよいと考えられますが、人と違って犬に暖かい水を好んで飲ませることは難しいため、常温のお水を与えます。気温が上がり始める季節には、つい冷えたお水を与えたくなってしまいますが、控えるようにしましょう
③水道水、市販のお水なら軟水を選ぶ
日本の水道水の水質基準は法律に定められた基準であり、私たちが使う水道水は安全でおいしい水に保たれています。なので、愛犬にも比較的安心して飲ませることができます。しかし、水道水にふくまれる塩素の臭いが気になる子は、水道水をあまり飲みたがらない場合があります。その場合には、市販されている水の塩素や臭いを取り除くことができる製品を利用することで、飲みやすくなります。
また、ペットフードには適切で十分なミネラルが含まれています。硬水のようにミネラルがたくさん含まれている水を与えると過剰となる恐れがあり病気のリスクが高まります。
日本の水道水は、軟水のため安心ですし、市販のお水を利用する場合には軟水の表記があるものを選びましょう。

【水の硬度とその表示について】

硬度は、水の中にとけているカルシウム塩・マグネシウム塩の含有量の度合です。その質量濃度が高いと“硬水”と低いと“軟水”といわれます。農林水産省の品質表示ガイドラインによると、市販の水は、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーターの4つに分類されていますが、市販されているそれらの水には、品名・原材料・採水地の表示を明記することが義務づけられていますが、ミネラル成分やその含有量pHについてはその限りではありません。

食事のときこそ水分補給!

愛犬のイメージ画像

犬が狩りをしていた生食の時代には、獲物に含まれる水分が水分補給に役立っていました。しかし、現代の生活では、水分量の少ないドライフードが主流なため、飼い主さんが愛犬に積極的に水分補給を促す必要があり、食事と共に水分補給をさせる工夫も必要です。

まず、基本的に食事の際には、水のみの位置をフードのすぐそばに配置し、ごはんの後に水を飲みやすい環境を作り出します。それでも、水を飲むことに消極的な子もいますから、その場合にはドライフードへの加水や水分量の多いウェットフードを併用するといった工夫をするといいでしょう。

また、最近では、犬本来の食性に合ったレシピのごはんをフリーズドライにし、ぬるま湯で戻してから愛犬に与える食べるタイプのドッグフードも販売されています。そのようなフードなら、まるで生食をしていた頃の様な水分補給が期待できますし、栄養バランスも完璧です。
一方で、水分量の多い野菜や果物などのトッピングは、栄養バランスを考えて熱中症の防止などの理由がある場合を除いて、普段から使うことは控えましょう。愛犬の食事の志向や特性に合う様に、色々な水分補給を試してみましょう。

脱水予防には電解質を含んだお水を

水のイメージ画像

身体の大半は水分によって構成されています。体内の水分は、体重の10%を失うと疾病となり、15%以上を失うと命が危険にさらされてしまいます。体内における水の役割は、電解質(ミネラル)平衡の維持に役立つほかに、栄養素の消化吸収、物質の分泌排泄、物質の輸送などに関わり、生命を維持する重要な役割を担っています。なので、暑い夏日や乾燥した冬には、体内から水分が奪われやすいため、必然的に健康リスクが高まりやすくなります。

犬は、体が熱いときに“ハッ!ハッ!”と舌をだして息を吐き、唾液やヨダレなどの体液を排出することで、体内の熱を逃がしています。これにより失われた水分は、日常的には水を飲むことで補えますが、体液には塩分などの電解質(ミネラル)も含まれているため、体液に近い電解質を含んだ水の方が、同じ飲水でも、より吸収がしやすくなります。そのように吸収のしやすい飲料水は、市販されていますので、緊急時に備えて常備しておくと安心です。

※脱水症状がみられるような緊急時には、飲水で一旦は回復しているようにみえても後から症状が重くなることもあります。水を飲めば大丈夫と過信せず必ず動物病院を受診しましょう。

水分補給におすすめの商品をピックアップ!

水を飲む愛犬のイメージ画像

● ワフ(WOOF)

生肉を主原料にマヌカハニー、チアシード、バージンココナッツオイル、ホキ肝油、緑イ貝、ケルプを配合してフリーズドライ製法で作られています。3倍量の水またはぬるま湯でふやかして与えるドッグフードです。

 

飲用水にひと工夫

● ビーミーニー(BEE MEE NEE)

ビーミーニーは、天然の硅砂を使ったセラミックスの改水触媒で、雑菌の繁殖が抑えられた飲みやすい口当たりのお水を作り出してくれる商品です。毎日のむ水の量を増やしたい子におススメです。

 

● やさしいミルク

国内の乳業工場にて「飼い主とペットが一緒に飲めるミルク」をコンセプトに開発された「食品基準」の飲料(清涼飲料水)です。

 

● バリアサプリ

免疫力を高めたり、腸内環境を整えたりしてくれる機能性サプリミルク。水又はぬるま湯で溶かして与えます。

 

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